天然資源循環事業

天然資源循環事業(健康食品・化粧品 原料部門/株式会社シー・アクト)

天然の資源をそのまま有効利用し、そのまま自然に返す。人間の生活をよりよく改善できる、持続可能な製品化のための研究開発を行う企業であること。この研究開発を進めることが、人類にとって真の幸せにつながると私たちは考えています。

自然の技術を利用するための技術開発、自然の中で、ヒトの体にとって良かったものを明らかにすることで、新たな自然破壊する物質を作らなくても、人々の健康を維持することができます。健康で人類が永く生きられる社会に貢献してまいります。人々が1000年の眠りから覚めるようなことがあっても、健全な社会が維持されている、こんな健康的な社会が実現できると考えています。ヒトと自然のための開発を進めることを目指しています。

今後、健康維持の世界でも、エネルギーを出来る限り自然発生以外に発生させない、発生しているエネルギーを利用するエネルギー循環社会の実現の様に、健康維持も、自然に求め、自然に戻る技術で、健康を維持するための技術開発を行っています。

今後の理想は、天然の利用方法の研究開発です。ケガなどの外傷以外の病気にはならない予防医療、予防食品の開発と、心と肌の健康のための化粧素材(肌を健康で、きれいな状態の保つ)の開発です。この化粧の成分も、天然に求め、自然に返る素材の開発を行ってきました。昔に戻る必要はなく、新たな開発力で、今よりも良い素材を開発してゆきます。大きな循環を変えることなく、今より良い製品化を可能とする研究開発を進めています。

関連サイト

天然資源循環事業(食部門/食のリファイン推進室)

生産効率性などの問題から廃棄されたままの「未利用資源」を食分野へ活用

大量生産・大量消費が当然とされてきたこの社会には、生産効率性などの問題から廃棄されたままの「未利用資源」がたくさんあります。当社食のリファイン推進室では、そうした未利用資源の食分野への活用を追求しています。飲料の生産工程で出る搾りかすを用いた発酵飼料の開発などがその一例です。今後研究・開発をさらに進め、地域特性を活かした循環型食事業を各地へと展開し、人間社会と自然環境へ貢献してまいります。

以下、鹿児島県屋久島における、飲料の生産工程で出る搾りかすを用いた、発酵飼料開発の取り組みを紹介します。

持続可能性を体現した「縄文杉」を目指し、自然由来の飼料(飲料の搾りかすなどから開発した飼料)で育てた屋久島のブランド牛「縄文牛®」を開発

人間社会がもたらす環境負荷拡大が年々深刻さを増す中、当社食のリファイン推進室では事業を通じ、生物と地球がともに持続可能な社会を実現することを目指しています。主軸の事業の一つが屋久島での食のリファイン事業です。日本で初めて世界自然遺産に登録された屋久島の「縄文杉」は長年にわたり環境や生態系の変化が繰り返される中でも、常に持続可能な存在であり続けています。サステイナブルな社会への貢献を目指す当社食のリファイン推進室は、縄文杉を目標に定め、屋久島で食のリファイン事業を始めました。

低価値とされてきた経産牛のアップサイクルに成功

経産牛(母牛)は肉質や風味が悪いとされ、低価値で扱われてきました。そこで当社食のリファイン推進室は、屋久島の大自然で育まれた未利用資源(例えば、焼酎・柑橘系飲料の搾り粕など)から発酵飼料を開発し、その飼料を経産牛に与えることで、肉質や風味を向上させることに成功しました。数年の開発期間を経て、2023年に屋久島で初めてのブランド牛「縄文牛®」が誕生しました。

縄文牛®を通じた地域貢献と自然保全活動

縄文牛®は現在、屋久島の島内13カ所で販売され(2024年3月現在)、ご好評をいただいています。島内産の素材から開発した飼料を与えてアップサイクルさせた屋久島の経産牛を提供することで、自然の恵みを最大限に活かした食の地産地消を実現しています。また、縄文牛®を通じて屋久島に新たな産業、雇用機会を生み出すことで、地域社会に貢献しています。ブランド食材を目指した来島者が増えることで地域活性化のみならず、多くの人々が手つかずの自然に触れ、環境に対する意識変革を起こすきっかけを与えるものとなるはずです。そうした意味で当社食のリファイン推進室の事業は草の根の自然保全活動の一助となると考えています。また、近年中に屋久島に現地法人を立ち上げる見込みです。これにより未利用資源のリファイン、地域の雇用を段階的に増やすことができ、地方創生・地域貢献の一翼を担うことができます。

今後の展望

屋久島での事業展開はあくまで食のリファイン事業の通過点に過ぎません。ほかにも以下のような事業に取り組んでいます。
・有害鳥獣として約9割が廃棄されてしまっている野生鹿を改良し活用する事業
・離島・地方の未利用資源と当社食のリファイン推進室の技術を活かした飼料製造事業
・完全クローズ・循環型の養殖飼料や食中毒のない安全な貝類、藻場の回復技術の開発など、海産領域での事業
これらの活動を通じ、「もったいない」の精神に根差した、人類を持続可能なものとするモデル事業の創造を目指しています。

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北は北海道から、南は鹿児島県に属する島々まで、日本全国が活動地域となっております。

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