キーワードで分かる
リファインホールディングス

Keyword01

創業1966年

リファインホールディングスの前身「大垣蒸溜工業株式会社」が創業したのは1966年。日本は高度成長路線をひた走り、“大量生産・大量消費”がもてはやされていた時代。まわりの企業が環境問題には目をつぶり、生産優先、利益優先を叫んでいた中で、創業者の川瀬泰淳は環境汚染と資源の無駄使いに危機感を抱くとともに、あらゆる分野の製造工程に使用され、大量に消費されていた有機溶剤の再利用にビジネスチャンスがあると確信し起業しました。その後、この想いは“かけがえのない地球を守る”というテーマとなり、現在に至っています。

Keyword02

リファイン

リサイクルと聞いて、皆さんは「当然リサイクルされた溶剤は新品よりも劣る」と考えているのではないでしょうか?当社の社名にもある「リファイン」とは「精製する、洗練する、上品にする」という意味があり、“アップサイクル”を表現しているのです。廃棄する溶剤を単純にリサイクルするのではなく、高精度に精製し、新液よりすぐれた品質で循環させることが当社の仕事なのです。例えばイソプロピルアルコール(IPA)製品の大手メーカー新液の純度が90%程度だった時代、当社は純度99.9%のものを廃液からつくり出したのです。しかもこれは今から45年以上も昔の話。その頃から当社の姿勢は「リサイクル」ではなく「リファイン」なのです。

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トータルソリューション

長年培った高い精製技術のある当社だからこそ提供できる、日本でも有数のサービスが環境事業のトータルソリューションです。使用済み溶剤を回収・精製し、溶剤をリファインし循環する「精製リサイクル事業」。蒸留など分離技術を中心とするリサイクル設備・環境保全設備の提案、提供を行う「環境エンジニアリング事業」この2つの事業をお客さまに合わせて最適化することにより、新液購入費用、産業廃棄物処理費用、排水・排ガス費用の削減によるコストメリットだけでなく、地球環境に配慮した資源循環を可能にし、お客様のニーズに応じた最適なソリューションを提案することができます。

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海外展開

当社は2000年に台湾、2003年には中国に進出し、積極的に両地域で子会社、工場を設立しています。数多くの日系企業がこの地域へ進出した当時、その地域の環境問題を解決したいという強い思いがあったからです。“みんなが喜ぶ”資源循環事業をグローバルに展開することが、当社の基本姿勢なのです。

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サステイナビリティ(持続可能な社会)の実現

私たちの最大のテーマである“持続可能な社会”を実現するためには、資源は循環し、エネルギーは石油石炭などの地下資源に頼るのではなく地上にあるサステイナブルなもので代替しなければなりません。さらに溶剤を含む化学製品も石油など化石由来ではなく地上にあるもので代替する必要があります。
このような視点から当社は溶剤を地上資源由来に転換するための研究開発を行い、また地上資源由来の有用物質の開発、未利用地上資源の実用化などに取り組み始めています。

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こころのリファイン

当社は2016年2月に経営理念を改訂し「人類が持続的に発展できる社会を実現するために『資源』『環境』『こころ』のリファインを業とし社会に貢献する」と、しました。これまでも行ってきた「資源」「環境」に加えて「こころ」のリファインも行っていくことを決意したのです。行き詰まろうとしている環境問題に対して、人のライフスタイルまで踏み込んで変えていかなければ、本当の解決には辿り着かない、と考えたからです。将来の心豊かなライフスタイルを創造するために、「健康」「食」「文化・伝統工芸」など、新たな分野も含めた新事業の創設、未利用地上資源の活用とその循環を新たなテーマとして挑戦をし続けています。

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新規事業(シー・アクト、さとうみリファイン)

「株式会社シー・アクト」は、主に微細藻類を使い「生物活性物質」を生産するための研究開発を行っています。今後、世界が直面する少子高齢化問題の本質は、人の健康寿命が短いために、健常者に大きな負担をかけることです。シー・アクトでは、天然素材を利用して人の“体のリファイン”ができる有用な物質を生産するための研究開発を進めています。 次に2018年3月に立ち上げた「さとうみリファイン株式会社」ですが、未利用海産物を活用した羊向けの飼料の製造・販売をしています。この飼料で育った羊の肉は、臭みが少なく旨みが強いという特徴があります。これは、まさに“羊のリファイン事業”ともいえます。